宝塚北高校は、兵庫県第二学区にある公立トップ高の1つです。
偏差値も高く難関校のはずなのですが、立地の問題なのか人気が低く、過去には”定員割れ”を起こしています。
そのため、「宝塚北高校の定員割れ狙いでワンチャン自分も受かるのでは?」と考える人がいるとか・いないとか…
しかし、兵庫県の場合は第二志望まで公立高校を書けてしまうので、宝塚北が定員割れしたからと言って100%受かるわけではないです。
本記事では、宝塚北高校の定員割れの落とし穴&合格ライン予想に関して解説していきます。
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宝塚北高校の定員割れの落とし穴:合格ラインはどの辺り?
宝塚北高校は、第二学区の中では上位校に分類されます。進学実績もしっかりしていて、ちゃんとした進学校というイメージです。
しかし、2024年度には「定員割れ」を起こしており、そう言う意味では不人気な学校と見ることもできます。
ただ、定員割れしても必ず受かるわけではないのが兵庫県の公立高校入試。ここでは、宝塚北高校の合格ラインを予想してみます。
宝塚北高校は定員割れでも100%受からない理由
冒頭から述べている通り、宝塚北高校は過去に定員割れを起こしています。
しかし、定員割れしたからと言って必ず合格と言えないのが兵庫入試です。
なぜなら、第二志望で宝塚北高校を書いている受験生が多いからです。
宝塚北高校は、第二学区トップの市立西宮高校や尼崎稲園を第一志望とする人の第二志望として狙われやすい学校です。宝塚北が定員割れした年も、第二志望としてかなり書かれていました。
そのため、定員割れ状態で第一志望に宝塚北を書いたからといって、必ず受かるわけではないのです。
と言うより、第一志望で書いた生徒の中の何人かは確実に不合格になっています。市西落ちや尼崎稲園落ちが滑り込んできており、追い出されてしまうからです。
兵庫県のトップ高に関しては、第一学区なども過去に御影高校が定員割れしていましたが、同じ現象でしょう。神戸高校や長田高校の受け皿になるので、定員割れでも100%受かるとは言えないのです。
宝塚北高校の合格ライン:素点ボーダーの目安
兵庫県の公立高校受験において、倍率は当てになりません。
それよりも見ておくべきは素点ボーダーです。結局、内申点と当日点でどのくらいあれば受かるのか?を考えないと意味がありません。
宝塚北高校の合格ラインですが、以下を予想します。
・素点380〜390点
宝塚北高校の偏差値を考えれば、おおよそこの辺りで落ち着くのではないのか?と予想します。
※第二学区で塾をされている先生の方がもっと生々しいデータを持っていると思うので、詳しくは受験される地域の塾で聞いてみてほしいです。
ただ、第一学区で見れば御影高校と同じかちょい上かな?って感じなので、素点で見ればこの辺りかと推測できます。
宝塚北高校の合格ライン:目標内申点
次に、宝塚北高校を合格するために欲しい目安内申点について。
宝塚北高校を受験するのであれば、以下の内申点は欲しいです。
・内申点:210点〜220点
このぐらいの内申点が確保されていれば、宝塚北高校を順当合格できるのではないか?と思います。(※加算点なしです。)
内申点200点とかになってくると、本番でしっかり得点できないと受からないので、志望校変更を現実的に考え始める水準になると思います。
加算点なしの素点ボーダーが375点ぐらいだと見積もっても、本番で350点程度は得点しないといけません。これだと、少しミスったら不合格になるのではないか?と思います。
宝塚北高校の合格ライン:当日点目標
次に、宝塚北高校を順当合格しようと考えたとき、どの程度を本番の目標点に据えればいいかについて。
自分がアドバイスするならこうです。
・本番得点目標:350点
宝塚北高校を受験するのであれば、目標点として350点を取れるように指導するでしょう。
正直、内申点が高い子は350点なくても受かってしまいます。そう言う意味では、内申点が220点ぐらいの子は結構余裕を持って受験できるイメージです。
ただ、気を抜くと国語とか数学とかで50点以下を取るリスクがあるのがこのレベルの偏差値帯の生徒です。内申美人の状態で国数の内申点だけが高い子は、本番入試の点数が取れずに最後まで苦しむでしょう。
なので、英語や社会を固めさせて、本番下手こいても合格出来るような水準まで準備して欲しいと思います。
宝塚北高校の定員割れ&合格ラインが分かったら
ここまでは、宝塚北高校の定員割れ情報および合格ラインについて解説してきました。
ここからは、宝塚北高校に合格するための知識や、昨今の宝塚北高校の実態に関しての情報をお伝えします。
学年で上位20%以内を目指そう
宝塚北高校に合格するために、どのくらいの学力が必要なのか気になる人も多いのではないでしょうか?
結論、中学校の中で上位20%程度の位置を目指してください。
第二学区の場合は、北摂三田、三田祥雲館、宝塚北高校、県西あたりが同じような偏差値帯の高校になります。
この辺りの高校は、上位20%程度の実力がある生徒が目指すような高校という位置付けです。
校内順位が出る学校・出ない学校とありますが、割合(%)などで大体のデータが出ている学校も多いです。その中で、自分のおおよその立ち位置を逐一確認しておきましょう。
宝塚北高校の普通科のレベルは上と下で激しい?
宝塚北高校は、一般的な目線で見れば「上位校」です。
しかし、昨今の定員割れや倍率を見れば分かる通り、不人気な感じは否めないです。
こういう状況だと、入学する生徒のレベル感にバラツキがどうしても出やすいのが現実です。批判を恐れずに言えば、宝塚北高校の生徒のレベルがピンキリって感じです。
宝塚北高校の下の方だと、正直そこまで学力が高い感じはしないよな…というのが塾講師の本心ではないでしょうか?
宝塚北vs西宮東vs県立西宮
高校選びをする上で、比較対象になりやすいのが以下の3校です。
・西宮東
・宝塚北
・県西
この辺りの高校というのは、比較対象になりやすいような気がします。
さすがに、県西と比べると宝塚北の方が上だと思います。西宮東と宝塚北がちょっと悩みますね。西宮東の方は上かな?という感じがしますが。
この辺り、高校選びをする上で、よくデータ収集をしておくと良いと思います。
総括:宝塚北高校の定員割れ&合格ラインまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
宝塚北高校の定員割れについて
- 宝塚北高校は兵庫県第二学区の上位校だが、2024年度には定員割れを起こした。
- 定員割れしても必ず合格できるわけではない。第二志望としての記入者が多いため。
- 他校の不合格者が滑り込むケースがあり、第一志望でも不合格になる生徒がいる。
宝塚北高校の合格ラインの目安
- 素点ボーダー:380~390点程度が予想される。
- 内申点目標:210~220点が望ましい。
- 当日点目標:350点を目指す。
合格ラインに影響する要素
- 第二学区トップ校(市立西宮高校、尼崎稲園)を第一志望にした生徒が第二志望で宝塚北を書くため、定員割れでも油断は禁物。
- 加算点なしで内申200点以下の場合は本番で高得点を求められる。
学力の目安
- 中学校の上位20%に位置する学力が必要。
- 第二学区内での同レベル校として、北摂三田、三田祥雲館、県立西宮などが挙げられる。
普通科の学力レベルにバラツキ
- 宝塚北高校の入学者にはピンキリの学力差が見られる。
- 特に定員割れが続くと、入学者の下位層の学力低下が懸念される。
比較される高校との位置付け
- 宝塚北、西宮東、県立西宮の比較がされやすい。
- 宝塚北は県立西宮より上、西宮東と同等かやや下と見られる。
高校選びのポイント
- 入試倍率だけではなく、素点や内申点を基準に志望校を決めるべき。
- 他校との進学実績や生徒のレベル感を十分に調査することが重要。
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※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。
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