神戸高校に合格しようとした時、内申点はどれくらい必要だと考えておくべきでしょうか?また、当日点はどれくらい取るのが普通なのでしょうか?
神戸高校の合格ボーダーラインに乗るための「素点」が気になる人も多いのではないかと思います。
そこで本記事では、神戸高校合格に必要な内申点や合格ライン(ボーダーライン)などについて解説していきます。
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神戸高校合格に必要な内申点:合格ライン(素点ボーダーライン)
まず最初に、神戸高校の合格に必要な内申点や合格ライン(ボーダーライン)などについて解説していきます。
なお、ここでは神戸高校の「普通科」の話をします。※総理に関しては全く話が異なるのでお間違えのないようにお願いします。
神戸高校合格に必要な内申点の目安:230点以上
神戸高校合格に必要な内申点の目安ですが、自分は以下のように考えます。
・内申点:230点以上
ただし、神戸高校合格者の話を聞いても「オール5」「ほぼオール5」みたいな生徒がほとんどのように感じます。
少なくとも、主要5教科で「5」がついていない教科があるのはよくないです。学力的にも神戸高校を背伸びして受けていないか?といった印象を受けます。
ただ、副教科に関してはある程度仕方ないので自分を責めなくてもOKです。
近隣の中学校だと、美術なんかはテストをせずに実技だけで評価していたりします。こうなってしまうと、「絵が上手かどうか」みたいな謎の指標が神戸高校受験の足を引っ張り始めますね…
このあたり、兵庫県の内申点制度は本当になんとかして改革しないといけないと思います。今の仕組みは本当によくない。
話を戻すと、神戸高校狙いなら、自分の苦手な副教科2個で5を落とすのがデフォかな?と思います。技術家庭科などはペーパーテストで5が狙えるでしょう。
ワンチャン、副教科で技術家庭科以外は4になったとしても、まあそれは許容範囲でしょう。その場合は「227.5」が内申点になりますが、本番で頑張るしかないです。
神戸高校合格に必要な本番テストの得点目安
神戸高校合格で当日得点しておきたい点数は、以下の通りです。
・370点以上
内申点次第(といってもほぼオール5の子が受けるのですが)ですが、370点以上は取れる子じゃないと厳しいと思います。
最近では上位校の受験が敬遠され、御影高校や兵庫高校に流れているので、もう少しボーダーラインに乗せるための必要得点が下がっているかもしれません。
ただ、受験生の得点率を見ると受験生の上位10%に入るレベルの生徒は370点以上は得点していることが分かります。そのため、神戸高校狙いの子は400点以上取るつもりで本番対策をして欲しいです。
兵庫のあの入試で400点超って結構大変なんですけど、神戸高校合格者の中でも上位層はそのぐらい取っていますね。なので、「京大・阪大・神戸大」を狙いたい子はそのぐらい取って欲しいと思います。
神戸高校合格ライン:素点のボーダーラインについて
次に、神戸高校の合格ラインを知る上で一番重要な「素点」に関して。ここでは。第一学区の加算点(25点)を計算に入れない「内申点+当日点」の合計点を考えます。
神戸高校合格の素点ボーダーライン(ガチの合格最低ライン)は、おおよそ以下の通りです。
・素点:420点
年によってはもう少し下でもいいかな?とも正直思います。ワンチャン素点415点でもいける年はいけないか?と。ガチのスレスレのボーダーラインであれば「素点415点」を1つの指標にするのはアリだと思います。
なお、兵庫県の第一学区であれば、おおよそ以下の記事で分類したパターンに照らし合わせれば、子供の進学先がどうなるのかは読めます。
兵庫県公立高校入試教科別対策法の全ては以下のとおりです。
神戸高校の合格ラインに乗る方法:内申点や本番得点の戦略
次に、実際にどうやって神戸高校合格を狙っていくかを考えます。入試本番の得点のイメージについても解説します。
また、逆転合格を狙う場合の考え方についても触れていきます。
順当合格の場合:内申点235〜250点のケース
まず最初は順当合格のケースを考えてみましょう。
内申点は「235点〜250点」のレンジにいる子を一旦の順当合格と仮定します。
この場合、仮に235点の内申点だとした場合、素点420点をボーダーとすると本番のペーパーテストで370点の得点が必要になります。
この場合、教科別の目標点はこんな感じではないでしょうか?
・国語:70点
・数学:70点
・英語:85点
・社会:75点
・理科:75点
ちなみにこれで合計375点になります。
なお、数学と国語が安定しないのであれば、以下のような戦略で目標点を決め直すしかないでしょう。
・国語:65点
・数学:65点
・英語:90点
・社会:80点
・理科:75点
これでも実は合計375点に乗せることができます。
国語と数学の両方ともコケる想定はビビりすぎ感はありますが、得点しやすい英語は満点取りに行くつもりで攻め、理科社会で固める戦略でいくしかないでしょう。
兵庫県の理科は難しいですが、国数でコケるのが怖いのであれば、理科の75点は絶対に切らないように勉強するのがポイントではないでしょうか?
内申点が低く逆転合格を狙う場合:内申点220点程度
さて、問題なのは内申点が230点を超えられていない受験生。
主教科はオール5だけど副教科がオール4になってしまうようなケースが考えられますね。こうなると内申点が220点になってしまいます。この水準は、神戸高校受験生の中では内申点的には明らかに下位グループに分類されます。
では、内申点が220点で逆転合格を狙うならどう戦略を練るか?
まず目標点ですが、素点ボーダーラインを420点と仮定するのであれば、本番の得点は「400点」となります。
得意不得意はありますが、兵庫入試の教科別難易度を考えると、以下のような得点目標が現実的ではないでしょうか?
・国語:75点
・数学:75点
・英語:90点
・社会:85点
・理科:75点
これで合計ちょうど400点になります。
何か1つでも失敗したらドボンですが、神戸高校で逆転合格となるとこのぐらいの得点目標は覚悟しないとけません。英語でコケたらどうあっても挽回はできないというプレッシャーがありますね…
正直なところ、内申点が低いケースで神戸高校を逆転合格するのはかなり厳しいです。御影や星稜などに本来は落とすのがセオリーです。
総括:神戸高校合格に必要な内申点&素点ボーダーライン
最後に本記事のまとめを残しておきます。
必要な内申点とボーダーライン
- 内申点目安: 230点以上(主教科はほぼオール5、副教科は4が数個でも許容範囲)。
- 本番得点目安:
- 基本: 370点以上(上位10%の生徒)。
- 上位層目標: 400点以上。
- 素点ボーダーライン:
- 一般: 420点。
- スレスレ合格: 415点でも可能性あり。
順当合格の戦略(内申点235〜250点)
- 内申点が235点の場合、本番で370点必要。
- 得点目標例1:
- 国語: 70点
- 数学: 70点
- 英語: 85点
- 社会: 75点
- 理科: 75点
- 合計: 375点
- 得点目標例2(国数が不安な場合):
- 国語: 65点
- 数学: 65点
- 英語: 90点
- 社会: 80点
- 理科: 75点
- 合計: 375点
逆転合格の戦略(内申点220点程度)
- 得点目標:
- 国語: 75点
- 数学: 75点
- 英語: 90点
- 社会: 85点
- 理科: 75点
- 合計: 400点
- ポイント:
- 英語と社会を得点源にする。
- 理科の得点を安定させる。
- 英語で失敗すると挽回が困難。
注意点
- 内申点が低い場合の神戸高校合格は非常に厳しい。
- 御影高校や星稜高校への志望校変更も検討が必要。
- 兵庫県の入試制度では、副教科が内申点に影響を与えやすいため戦略的な準備が必要。
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※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。
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