中3からでも間に合う内申対策の方法を探していませんか?

公立高校の受験においては、内申が合否を大きく左右します。何なら、内申でほぼ全てが決まることもあります。

それゆえ、中3になると何としても内申点を上げたいと思うものです。

ネットを探すと、「中3からでも間に合う内申の上げ方の裏技」などといった記事が多数あります。そして、大抵が学習塾のポータルサイトです。

しかし、中3からでも内申点は間に合う系の内容は全く信用なりません。嘘ばかりだとヒシヒシと感じます。

当サイトは、学習塾の塾長自らが執筆しています。そのため、本来であれば「中3からでも内申は間に合う!」と煽って入塾に繋げるのがセオリーです。

しかし、そんなことはしません。品が無い上に、嘘八百も多いからです。ほとんどが希望的観測の精神論で再現性がないため科学ではないです。

本記事では、「中3からでも間に合う内申の上げ方の裏技が大嘘である理由」を現役塾長の立場からお伝えします。

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【悲報】中3からでも間に合うは嘘!内申点はほぼそのまま

まず最初に、厳しい現実をお伝えしなくてはいけません。

中3から内申点を上げて受験に間に合わそうと考える人は多いですが、現実的にはほとんどの子が今のままの内申点を中3でも取ります。

そして、志望校に関しても、中2の2学期ぐらいの成績があなたの志望校のベースになってしまいます。

これは、自塾のエリア内の公立中学校のご年配の先生が実際に学校で生徒たちに話していた内容です。「基本的には”中3の2学期”の偏差値があなたの志望校になる。そのつもりで準備しておくべき。」と。

この発言に対し、生徒側からは「やばいだろ。」と批判があったそうです。子供の可能性を信じていない・やる気を阻害する的な角度からの反論です。

しかし、塾長の立場から先生の発言を評価しても「おっしゃる通り。今の時代、批判を恐れずによく真実を伝えていらっしゃるな〜」となります。

年配で何人も生徒を見てそのデータを持っているだけのことがあり、良くも悪くも世の中の悲しい現実を分かってしまっているのでしょう。しかし、だからこそこの発言は「正しい」訳です。

「中3からでも間に合う内申の上げ方の裏技」が綺麗事すぎる理由

巷に出回る「中3からでも間に合う内申の上げ方」は大抵が綺麗事です。

もちろん、本当に上がった生徒もいるのは事実です。自塾でも中3で爆伸びする子は必ず一定数はいます。

しかし、n=1であることがほとんどで、基本的には先ほどの先生がおっしゃった通りです。確かに内申点が上がる子はいますが、それはその子だからです。そこに再現性がない以上、科学ではありません。

全体的な話をすれば、中2の途中ぐらいで概ねその子の偏差値が見えてしまうものです。

そもそも、高校受験は中3で逆転を起こす競技ではありません。これまでの積み上げを、中3の最後のテストで確認するものです。それゆえ、「順当合格」をベースにしているものです。

ここでは、「中3からでも間に合う内申の上げ方」の大抵が綺麗事である理由をお伝えします。

点数アップには基本的にはタイムラグがある

中3からでも内申点を間に合うようにする。

これはもう、この言葉自体にそもそも論無理があることが多いです。なぜなら、学力アップには”タイムラグ”が生じるからです。

勉強というのは、決して即効性が期待できる競技ではありません。

今勉強していることが結果として現れるのは、しばらく時間が経ってからというのはよくある話です。中3の受験勉強ともなれば、やったことが成果として実感できるのって3ヶ月後ぐらいだと思って欲しいです。

ゴリゴリの暗記科目は上がるかもしれませんが、英数国に即効性はまずない。あるとすれば、ベースが低すぎる子で、計算だけやらすだけで30点とか上がるケース。

元が低すぎて壊滅的というケースを除けば、中3になってすぐに成績を上げるというのは難しすぎるのです。

中3の1学期の成績は学力アップよりも前についてしまう

勉強は、コツコツ頑張っていればそれなりに成果は期待できます。しかし先述した通り、そこには「タイムラグ」が発生するのが厄介なポイントです。

例えば中3の1学期の期末から心を入れ替えて勉強したとしましょう。

しかし、勉強を始めてから3ヶ月後ぐらいに成果を感じるということは、中3一学期のテストには間に合わないということ。ただ、中3一学期の成績は残酷にも決まってしまいます。

そして、中3一学期の成績は諸々の理由で厳しくつけられることが多いです。

ただ、中3は1学期と2学期の内申をトータル内申として評価してしまいます。

2学期に頑張って挽回できる部分もありますが、どれだけ頑張っても挽回できない部分があるのもまた事実です。ここに、中3の内申の上げずらさがあります。

中3一発目の実力テストはどう頑張っても爆死する

中3一学期の期末が「間に合わない」と言いましたが、もちろん人によっては間に合います。処理能力が一定以上を超えていて、瞬間最大風速を吹かすことができるなら、定期テストは何とかハックできるからです。

もちろん、処理能力が低いと無理。これは努力の問題ではなく、地頭というスペックの問題としてのお話です。

しかし、定期テストで瞬間最大風速を吹かす子でも、「実力テスト」は逃げきれない。

特に中3の1学期に行われる実力テストは、中1&中2までの蓄積がモロに問われます。多少頭がいい子でも、理科社会の暗記などをいい加減にやっていた子は、絶対に駆逐されます。

それゆえ、どうしても実力テストでは結果を残せずに終わるのです。

しかし、中3一学期は実力テストと期末テストの2つで評価することが多いです。評価のウェイトは先生によるのでしょうが、実力テストも見られてしまうのです。

そうすると、期末が良くても実力がダメだと内申点は思ったほど良くならない。こんな子は多いです。ここでもやはり、過去の負債が内申点の大きな障壁となります。

中3二学期で巻き返しをすることの難しさ

これまで頑張ってこなかった子は、中3の一学期で基本的にポシャります。2年間やってこなかったことを、中3のたかが数ヶ月で取り戻せるほど勉強は甘くないのです。

しかしそうなると、もう中3の2学期しかチャンスがありません。中3の三学期は内申点に関係しない地域がほとんどだからです。

さて、中3一学期でポシャった場合、中3二学期で挽回できるか?

結論、「挽回できる子は必ず一定数位るが、最大公約数の話をすればほとんど挽回できない」が現実です。

まず、中3二学期は内申点が上がりやすい時期と言われています。それゆえ、実際に内申点が上がる子を毎年目にします。これまで頑張ってきたことが、いよいよ結果として花開くという感じです。

しかしその反面、中3二学期で逆に点数がダウンしてしまう子がいます。と言うか、そういう子の方が多いのが現実です。

しかも、中3二学期は結構頑張っているのにです。

ただ、現実はこんなものです。中3二学期は、学習内容そのものが極端に難しくなる時期です。それゆえ、本人の処理能力にかなり結果が左右されます。

難易度が高い分、今までと同じ勉強時間を突っ込んでも、点数は下がります。今まで以上の勉強時間を突っ込んでようやく現状維持。点数アップはその先の話です。

ハッキリ言いますが、中3二学期は最も点数アップが難しい時期です。

中3からでも間に合う内申の上げ方:現実的なアドバイス

中3から内申を間に合わせるというのは、かなり難しいことです。

もちろん可能性がないわけではないのですが、割合としては本当に少ないという悲しい現実もあります。

ただ、諦めたくないのなら、やれることは全てやるべきです。

これで上手くいくって保証はないけど(※ほとんどの人は上手くいかないのが現実だけど)、現実的に内申点を上げに行く一般論としての方法を最後に紹介します。

社会をガチる

中3から内申点を上げようとすると、これまでの積み上げに影響を受けない教科に張るしかなくなります。

そうなると、社会がアツいです。

特に公民分野は覚えるだけですぐに高得点が取れてしまう教科です。これなら、4か5を狙っていくことは出来ます。

ただ、考えることは皆同じです。汗

結局周りの子も塾などで「社会をガチって」と言われてやり込んでくるでしょう。だから、差別化できないのも事実。

要するに、当たり前の基準をもっと上げてやり込めたわずかな子が社会で逆転できるということです。「自分なりに頑張りました」的な話ではないのです。

副教科の内申を稼ぐ:技能・レポート・テスト全部やる

正直、主教科の内申は上位層が持っていきます。お決まりのメンバーが上位から陥落することはほぼなく、わずかな椅子しか逆転のチャンスがないです。

ゆえに、地頭がいい子以外は中3で逆転などしません。

だからこそ、副教科にエネルギーを注ぐしかないです。実技テストやレポートなどをとにかくしっかりやりましょう。賢くない子はそこでしか逆転ができないです。

なぜかって?

副教科のペーパーテストもまた、主教科でトップクラスの子達が高得点を取ってしまうからです。シンプルに賢い子は、どんな教科でもペーパーテストはハックできてしまうのです。

しかし、地頭が良くないと副教科のペーパーテストすら取れません。同じ時間勉強しても、脳の構造が違いすぎて時間あたりのパフォーマンスに差が出過ぎるからです。

なので、テストは頑張ることは前提なんだけど、実技やレポートなどで差がつけられなければ逆転はないと腹を括らねばなりません。

総括:中3からでも間に合う内申の上げ方や裏技が大嘘である理由

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  1. 内申点は中2の成績が基準になりやすい
    • 中3から内申点を上げるのは難しく、中2の2学期の成績が志望校の基準になることが多い。
  2. 学力アップにはタイムラグがある
    • 勉強の成果が現れるまで3ヶ月程度かかるため、中3から始めても一学期の成績には間に合わない。
  3. 中3一学期の成績は厳しくつけられる傾向がある
    • 評価対象が限られるため、過去の積み上げがないと高い評価は難しい。
  4. 中3一発目の実力テストは過去の蓄積が影響する
    • 中1・中2の内容が問われるため、これまでの学習が不十分だと成績が伸びにくい。
  5. 中3二学期の挽回はさらに難しい
    • 学習内容の難易度が急上昇し、勉強時間を増やしても現状維持がやっと。
  6. 社会は狙い目だが差別化は難しい
    • 公民など暗記で点が取れる科目を重点的に学ぶ方法が推奨されるが、競争が激しい。
  7. 副教科で内申点を稼ぐのが現実的
    • 実技やレポートで高評価を狙うのが逆転の鍵。ただし、ペーパーテストもトップ層が優位。
  8. 中3からの内申対策は努力以上に現実を受け入れる必要がある
    • 即効性のある方法や裏技はなく、できる範囲で積み上げを最大化するしかない。
  9. ネットでよく見る「裏技」は希望的観測に過ぎない
    • 一部の成功例を過大評価し、多くの生徒に再現性がない。
  10. 結論:努力は必要だが、短期間での逆転は期待せず着実に行動するのが重要
    • 短期的な奇跡を期待するのではなく、現実的な戦略で取り組むべき。

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※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。

・【高校受験】親ができること厳選3個紹介!後悔しない子供への接し方

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