兵庫高校に合格したいと思った時、合格ボーダーラインがどのあたりにあるのか気になりませんか?
兵庫県の場合「素点(加算点なし)」のボーダーラインがあり、その上で内申点の目安や当日どのくらい得点する必要があるかが決まります。
そこで本記事では、兵庫高校のボーダーラインについて解説します。どのくらいの素点が必要なのか、最低ラインはどの程度なのか知りたい人はご覧ください。
兵庫高校の合格ボーダーライン!素点目安や内申点・当日点
では早速、兵庫高校のボーダーライン(合格最低点)や内申点及び当日点に関する情報を見ていきましょう。
なお、県が公式にボーダーラインを発表しているわけではありません。そのため、過去のデータや入試結果から推測できる数値であることはご理解ください。
また、今回は兵庫高校の「普通科」に関する情報です。推薦入試の「創造科学科」の話ではありませんのでご注意ください。
兵庫高校の合格ライン:一般的に言われる合格者の水準
まず最初に、いわゆる合格者の平均的な得点ラインについて。
兵庫高校の場合、合格者の素点のおおよその値は以下の通りではないか?と推測しています。
・素点:430点(加算点なし)
このぐらいに合格者が集まると思います。神戸高校よりは少しだけ下がるかな?といったイメージです。
合格に必要な内申点の目安
次に、素点430点程度に到達する上で必要とされる内申点について解説します。
兵庫高校の場合、合格者のおおよその内申点は以下のような数値だと推測できます。
・内申点:230点
兵庫式で計算して、大体230ぐらいは取っている人が多い印象です。内申点の水準に関して言えば、神戸高校と同じようなものでは?と思っています。
実際の生徒の話を聞いていても、神戸高校と兵庫高校の2択で迷う生徒は多いです。ただ、自塾のあるエリアが神戸高校のすぐ近くなので、この辺りは神戸高校を選ぶ人が多いです。
神戸高校を狙えるレベルの学力でも推薦を考える生徒は、兵庫高校の「創造科学科」を受けるケースもあります。ただ、ダメだった場合は一般入試で神戸高校を出願するみたいな戦略も耳にします。
合格に必要な当日点の目安
兵庫高校合格を考える際、本番のペーパーテストではどのくらいの点数を取るのが普通なのでしょうか?
ザックリですが、兵庫高校狙いなら以下の点数が目安だと思います。
・当日点:365点程度
感覚的には、神戸高校よりも少しだけ低い点数が得点目安だと思います。自分の読みでは神戸高校を370〜375点としているので、それより10点減らした数値を1つの指標としています。
合格スレスレのガチのボーダーライン(合格最低点)の素点
ここまでは、順当合格をベースとした見解です。なので、少し数値を高めにお伝えしています。
しかし、ボーダーライン(合格最低点)スレスレの数値を知りたい人も多いと思います。そこで、ちょっと攻めてボーダーを予測しています。
個人的には、以下が兵庫高校のボーダーラインだと推測します。
・素点:410〜415点
正直なところ、倍率やその年の平均点にもよりますが、素点410点でも兵庫高校は合格できてしまうのではないか?と見ています。甘すぎる!という見立ての人もいると思うので、あくまで参考程度に捉えてください。
なので、スレスレの数字で合格できそうかを考える時は「素点415点」を基準に分析してみるといいと思います。
なお、兵庫県の第一学区であれば、おおよそ以下の記事で分類したパターンに照らし合わせれば、子供の進学先がどうなるのかは読めます。
兵庫県公立高校入試教科別対策法の全ては以下のとおりです。
兵庫高校のボーダーラインを超える:具体的な合格戦略
次に、上記ボーダーラインを目安に、兵庫高校に合格するための具体的な得点戦略を考えてみましょう。順当合格するケースと逆転合格を狙うケースで分けて戦略を練りましょう。
順当合格:内申点230点の場合
まず、内申点が230点あるケースを例に考えてみましょう。内申点で230点あるのなら、兵庫高校を狙うには十分な内申点です。
そして、素点ボーダーラインを410点と見て、スレスレで受かるとした場合どうなるかを考えます。この状況であれば、本番得点としては「360点」必要ということになります。
なので、自分なら各教科以下の目標を立てて勉強をします。
・国語:70点
・数学:70点
・英語:80点
・社会:75点
・理科:75点
これで370点に届くので、合格ラインに乗ったかな?と思います。(※360点で受かる仮説なら、もうあと10点落とせます。)
ただ、兵庫高校受験生レベルであれば、もう少し英語や社会で点数を積み上げて欲しいです。そのため、もう少し攻めて以下の得点をゴールに勉強計画を立てて欲しいと思います。
・国語:70点
・数学:70点
・英語:85点
・社会:80点
・理科:75点
これで380点の得点になります。英語と社会はやっぱり高得点を狙って欲しいです。出来れば数学も75点を目指して欲しいです。
国語に関しては、いい時は80点近く行く子もいるのは知っていますが、正直上下の点数幅が大きくなるので、70点以上の目標点を掲げなくてもいいと思います。本番上振れしたらラッキーぐらいのマインドでいないと、国語はゴールが見えません。
逆転合格を狙う場合:内申点215点程度で兵庫高校に特攻
次に、内申点215点で試算してみましょうか。
内申点215だと、正直なところ志望校を御影に下げる方がいい気もするのですが、ここでは限界まで諦めない姿勢で戦略を考えます。
素点ボーダーを同じく415点で計算した場合、本番の得点は「400点」が目標になります。こうなると、グッとハードルが上がりますね。
ただ、得意不得意があるとは言え、兵庫入試で400点超えを狙うなら、以下のような戦略が合理的ではないでしょうか?
・国語:75点
・数学:75点
・英語:90点
・社会:85点
・理科:75点
これで合計ちょうど400点になります。この計算は、神戸高校の逆転合格でも出した内訳です。
どの塾でも言われていそうですが、兵庫入試は「英語」と「社会」が明らかに点数を取りやすいです。特に英語は100点狙っていける教科です。
この場合、国語や数学を安定して75点にしないといけないのがしんどいですね。数学に関しては、各大問の最終問題のみを捨てても、思考力問題で大きく失点しなければ75点には届きそうなので諦めて欲しくないですね。
怖いのは国語でしょう。選択肢を2個まで絞って間違える…みたいなことをし続けると、普通に60点台に引きづり込まれるリスクがあります。これは対策だけでは排除できないリスクです。本番「もっていない人」は負けますからね。
ただ、どうしても逆転合格したいなら、こうやってゴールから逆算し、最後まで「受かる」と信じて突き進むしかないです。
総括:兵庫高校の合格ボーダーラインまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
合格ボーダーライン
- 素点ボーダーライン:
- 順当合格: 430点(加算点なし)
- 合格スレスレ: 410〜415点
- 内申点の目安:
- 順当合格: 230点
- 逆転合格: 215点
- 当日点の目安:
- 順当合格: 365点
- 合格スレスレ: 360点
順当合格の戦略(内申点230点の場合)
- 本番得点目標: 360〜380点
- 教科別得点目標例:
- 国語: 70点
- 数学: 70点
- 英語: 85点
- 社会: 80点
- 理科: 75点
- ポイント:
- 英語と社会で高得点を狙う。
- 国語は点数幅が大きいため、70点を目標にする。
- 理科と数学は安定して得点できるように準備。
逆転合格の戦略(内申点215点の場合)
- 本番得点目標: 400点
- 教科別得点目標例:
- 国語: 75点
- 数学: 75点
- 英語: 90点
- 社会: 85点
- 理科: 75点
- ポイント:
- 英語で満点を目指す勢いで対策。
- 社会は高得点が狙える教科として力を入れる。
- 国語と数学を安定して75点以上に乗せる。
注意点とアドバイス
- 内申点が低い場合: 本番で高得点が必須。志望校の変更も視野に入れる。
- 英語と社会がカギ: 取りやすい教科で得点を積み上げる。
- リスク管理: 国語は選択肢の精度を高め、点数幅を最小限に抑える工夫が必要。
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※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。
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