兵庫県第一学区の中堅校の代表格が六甲アイランド高校です。総合学科だと須磨翔風が偏差値的には並びます。
これら中堅校は神戸市民の志望校か?ってぐらい入試本番では倍率が上がる人気高(というかそれより下がパッとしないので下げられる限界ライン)です。
なお、六アイや須磨翔風は大体偏差値53程度で、真ん中より少し上ぐらいの水準に位置します。そのため、学年の中でも大体上位40%程度の位置にはいる生徒が進学するようなレベル感です。
そして何度も言っていることですが、「平均点以下の生徒は原則六アイ(須磨翔風)以上の公立高校は無理」です。
毎年のように、通知表オール3(偏差値45相当)の生徒や、5教科300点平均のテストで250点(ひどいとそれ以下)なのに六アイ第一志望を掲げる生徒などが増殖しますが、ほぼ全てその目標は実現しません。
六アイはレベル的にも学年上位40%程度以上なので、平均点よりも上であることが求められます。平均点スレスレとかならまだ分かりますが、それよりも遥か下の生徒が行くような学校ではありません。
小学校の時に、最低でも学年の中で半分よりも上にいなかった子は原則受からないというのが大前提です。
しかし、定期テストなどで学年上位40%以上ぐらい(大体320点とか330点)にいる生徒でも、残念ながら六アイに受からない生徒(ほぼ男子)が毎年います。
その属性の特徴は、「副教科の内申点が全て3」というケースです。
六アイ・須磨松風の合格に必要とされる最低限の内申点
兵庫県は内申点の比重が全国トップレベルに高く、内申点が不足すれば学力ではその水準に達していても不合格になるクソ県です。笑
そして、内申点は「あったらあった分だけ得」などという生易しいものではなく、「基準となる内申点を満たさなければ高確率で不合格」というかなり厳しい”必要条件”です。
六アイと須磨松風を一般受験で受ける場合、兵庫式に換算して「170点/250点」ぐらいがボーダーです。この数値を下回った途端、合格率がジェットコースター並みに下がります。(と言うか、ほぼ落ちます。)
なお、内申点175点以上とは、
・主教科で4が2つ
・副教科で4が2つ
に相当し、これで内申点が173点になります。
この辺りが最低ライン必要な内申点であり、オール3で受けたり、内申点が160点ちょい(4が2個程度)で受ける層はほぼ落ちます。
学年で上位40%ぐらいの生徒が内申点170以上
なお、多くの生徒を見てきましたが、このぐらいの内申点に落ち着く生徒というのは概ね学年の上位40%程度だと肌感覚では思います。
5教科の平均点が300点ぐらいのテストで330点とかを取る生徒が一番自分のイメージ的には王道六アイ(須磨翔風)勢です。
このぐらいの点数だと、5教科の中で4が2つぐらいつくイメージです。というより、4が取れそうな教科に最初から張って勉強させます。また、副教科の中でも何か4が取れそうな教科のテスト勉強をガチらせ、最低でも4になる教科を2つは作ってもらいます。
こうすることで六アイ受験に必須の内申点170点を確保すると六アイに順当合格します。
そして、地頭のレベル的に主教科と副教科に4をそれぞれ2個以上付けられる見込みのある生徒が学年の上位40%ぐらいには入る生徒ということになります。これより下(特に学年の下位50%)になると、一気にその勝利条件が満たせなくなります。
この層は勉強適性が極めて弱く、何か1つでも4を取らせることすらそもそもハードルが高いです。にも関わらず、4以上を最低でも4教科も取らせるのは能力的にもほぼ無理です。
よって最初から言っているように、原則として小学校の時の学力水準で上40%ぐらいには最低でもいてもらわないと六アイ以上に導くのは困難なのです。
学年上位40%の学力でも副教科適性がない生徒は六アイに落ちる
六アイは偏差値53で決して難関校ではなく、そもそもの地頭水準的に学年の中かでも上位40%以上にいれば普通に受かります。
しかし、仮に学力で上位40%に入れても落ちる(というか受験すら断念する羽目になる)生徒もいます。それが、副教科でオール3とかを取る生徒です。冒頭でも言いましたが大半は男子生徒です。
この層は、ペーパーテストだと平均点以上は固く、330点とかそのぐらいの点数レンジには乗せられる生徒です。だから、根本的に頭が悪いわけでもなく、標準的な学力を持っています。
そして、塾などで勉強をサポートすれば平均点280〜300点ぐらいのテストであれば、320点〜340点ぐらいまで点数を取らせることができます。結構再現性高くそうなります。
(※ここで平均よりも地頭水準が下がると、一気にそのハードルが上がります。頑張らせて平均点で止まるイメージです。だから六アイが無理ってことです。)
しかし仮に主教科のテストで330点とか取らせても、4は1個か2個しかつきません。だから比重の大きい副教科で内申を積み上げるしかないのですが、それがどうしてもできない層が一定数必ずいます。
何もかもが雑でいい加減な男子生徒です。
この層はマジで副教科の勉強をコツコツやらず、適当にプリントや教科書を流し読みしただけでテストに向かい、平均点とかで帰ってきます。でも、平均点だと3しかつかない。だから副教科の内申点が全て3で終わることになります。
こうなると、主教科に4が2個で残り全部3とかになるので、兵庫式の内申点に換算すれば「158点/250点」しか取れていないことになります。流石にこれだと、六アイや須磨翔風は落ちる可能性大です。
よって、主教科の勉強適性が最低水準を満たす(学年でも上位40%以上)生徒でも、副教科の内申点が取れない生徒は公立高校の中堅校には受かりません。こういう生徒は本当に残念極まりないです。
いい加減で雑な生き方をしてきたことが、中3の最後になって大きな天罰となり降り注ぎます。
これが嫌なら中学受験をさせないとダメです。
六アイや須磨翔風に行けるかどうかの見極め方
「ウチの子は六アイや須磨翔風に行けるのでしょうか?」という質問へのアンサーを正直にします。正直、見分け方があるので参考にしてください。
結論、こう見分けます。
①学年で上位40%以上なら受かる
→ただし、副教科で評定4以上が最低2個ない子はキツい
②学年40%〜50%程度で副教科オール4も受かる
→地頭水準は六アイ以下だが内申で勝ち逃げ可能
③平均以下で副教科に4が並ばない(並んでも1個)は論外
→90%以上の確率で落ちる
大前提:学年の上位40%以上に入っている
まず大前提ですが、六アイの偏差値は53程度なので、平均点では受からない学校ということ念頭においてください。普通の子は落ちる学校で、普通以上の子から勝負論がある世界です。
そして、普通以上の基準が学年上位40%を目安に考えるといいです。それ以下になると、地頭のスペック的に必要条件を満たせなくなっていきます。
2が並ぶ子なんて論外ですし、オール3の生徒も論外です。
瞬間最大風速を吹かせることができる子か
六アイや須磨翔風に受かるためには、副教科の内申点でなんとか4を2個以上つける必要があります。
しかし、副教科の勉強なんて上位層ですらテスト直前にしかやらないことも多く、前もって準備することが難しい教科です。学校もテスト範囲なんて直前1週間前しか出さないし、テスト直前まで範囲が終わらない教科すらあります。
よってこの競技は、「短時間で一定量の暗記をこなす能力があるか」にかかっています。
一般的に、主教科で上位40%ぐらいに入れる子だと、その能力を満たしていることがお多いです。しかし、学年の下位半分にはそのスペックが著しく欠けています。だから、テスト前に勉強はさせるものの、一定時間に暗記できる量が少なく、4以上の評定を取るのに必要な点数まで押し上がらないことが多いです。
この層は、瞬間最大風速を吹かすために必要な「自習力」が壊滅していることが多く、それゆえ逆転はほぼ起こらないのです。
副教科で4以上をもっていくのって、ペーパーテストの点数がそもそも高い子です。主教科で400点以上取る子なんて、適当にやらせても副教科の点数もそれなりに高く、だから4以上になるのです。
なので、副教科ですら主教科の点数が高い頭のいい生徒が4以上の評定を持って行ってしまい、残りわずかな4の椅子をめぐって中間層が殴り合いをしているのが内申点の戦いの構図です。
だから中間層は、自分が実技面でも評価が高いであろう副教科を2個程度絞り、そのテスト勉強だけガチり、なんとか4にしてもらえるようにテストの点数を上げることになります。
しかし、オール3以下の内申点しか今まで取れてこなかった生徒だと、仮に1個か2個に絞って勉強させても4以上の水準にテストの点数が上がらない。地頭的にペーパーテストで積み上げられる点数の上限が低すぎるからです。
まして直前の瞬間最大風速に頼りがちな副教科のテストだと、プリント内容を読んで理解し、短い時間で暗記しきらなければいけないので、主教科でそういう操作ができていないなら、副教科でもやっぱりできない可能性が高い。
そういう意味でも、学年の下位半分以下の生徒はスペック的に六アイ以上はやはり厳しいのです。
学年で上位50〜40%でも副教科の内申美人なら受かる
六アイ以上は偏差値から見ても、学年上位40%以上が目安ですが、一部例外的にそれ以下でも六アイに合格できてしまうケースがあります。
それが、副教科で内申美人になる生徒です。基本的には女子生徒です。
この層は、ペーパーテストだと平均よりほんの少し上か、あるいは少しだけ平均点を下回ることもあります。平均300点のテストだと、280点〜310点とかそんな感じです。
こうなると、点数的に見ても主教科で4以上は取れないか、取れても何か1個って可能性が高いです。しかしこういう子でも、副教科をオール4とかで揃えてしまう子が一定数います。この層が唯一、六アイの最後の椅子を奪うことができる子です。
副教科が仮にオール4だと、主教科が全て3でも兵庫式の内申点計算で「180点/250点」とかになります。これで、何か1つは5だったりすれば、「187.5/250点」になります。
このぐらい内申点があれば、学力的には少し劣っていても、内申貯金でかなり手堅く六アイ・須磨翔風あたりを狙うことができます。
副教科の内申がオール3なら学力水準的には葺合レベルならOK
ちなみに、副教科の内申点がオール3とか4が1個で逆転合格するとなると、かなり厳しい条件をクリアした子しか勝負論がなくなります。
まず、学力水準的には葺合レベル(学年上位25%)とかを求めます。こうなると、主教科に4が3個以上並んでもおかしくないので、内申点的にも162点とかは確保できます。
そして、本番でも逆転する必要がありますが、兵庫の本番で高得点が取りやすいのは英語と社会です。つまり、この2つの教科を得意にしている子じゃないと原則無理です。
数学や理科でいつも点数を引っ張っていたタイプは、兵庫入試では強みが発揮できません。理科も数学も難易度が高く、高得点は上位層でも取れないからです。
そういう意味では、
・副教科の内申点はオール3か4が1個
・定期テストで平均点以下
・英語と社会の点数が低い
とかがトリプルで揃う生徒は絶対と断言できるほどに六アイ以上は無理です。推薦でワンチャンしか六アイに行ける希望はありません。
もっと厳しくいうと、これで六アイ志望なのはあまりに現実を見ていないとしか思えないです。
総括:学年上位40%でも六アイ須磨翔風に落ちる男子生徒の特徴
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
- 六アイ・須磨翔風は偏差値53程度で、学年上位40%以上が合格ライン。
- 平均点以下の生徒は基本的に合格不可。
- 副教科の内申が全て3の男子生徒は落ちやすい傾向にある。
- 内申点は170点/250点以上が合格の最低条件(主教科4が2つ、副教科4が2つ程度必要)。
- 学年上位40%でも副教科オール3だと内申不足で落ちる。
- 副教科の内申点が取れない男子生徒は、いい加減な学習姿勢が原因のケースが多い。
- 副教科で瞬間的な暗記力・集中力が必要だが、それができないと内申点を稼げない。
- 学年40〜50%でも副教科オール4など「内申美人」なら合格可能(特に女子生徒)。
- 副教科オール3で合格したいなら、葺合高校レベルの主教科の地頭が必要。
- 英語と社会が得意でないと本番で逆転は難しい。
- 副教科オール3・平均点以下・英社が弱い生徒は、六アイは無理。
- 推薦以外での合格は厳しく、中学受験を視野に入れるべきケースもある。
兵庫県公立高校入試教科別対策法の全ては以下のとおりです。
