鈴蘭台高校に合格したいんだけど、オール3の成績で合格することってできるの?
鈴蘭台高校は、第一学区にある偏差値53〜54程度の中堅校です。レベル的には、芦屋高校よりは下で、六アイと同水準のランクといったイメージです。
そんな鈴蘭台高校をオール3から目指そうとした際、現実的に勝負論はあるのか?そもそも、合格ラインはどの辺りなのか気になりますよね。
そこで本記事では、オール3で鈴蘭台高校を受験する場合の現実について解説していきます。
↓兵庫県公立高校入試の過去問おすすめ↓
↓兵庫県の過去問10年分が揃う問題集↓
鈴蘭台高校はオール3では受からない
鈴蘭台高校にオール3の成績で受かることはできるのでしょうか?
自塾では過去に鈴蘭台高校で逆転合格した事例もあるので、その経験値も踏まえながら受験のリアルをお伝えしていきます。
結論:オール3で鈴蘭台高校受験は絶望的
まず最初に、オール3の成績で鈴蘭台高校を受験して合格できるのか?という話。
ハッキリ言いますが、限りなく合格確率は0に近いと思ってください。
この根拠については、すでに「オール3の成績では六甲アイランド高校に受からない」をテーマにした記事でも具体的な数字をベースに解説しています。
六アイと偏差値的に同一水準である鈴蘭台高校もまた、同じ理由で相当厳しいと言わざるを得ないです。
そもそも、オール3というのは偏差値換算すれば「偏差値45程度の下位層」です。偏差値53〜54程度の鈴蘭台から見て、7〜8ポイントも離れています。
偏差値45程度ということは、東灘か専門学科のある学校ぐらいしか現実的には狙えない。オール3で選べる高校というのは本当に数少ないという現実はしっかり受け止めないといけません。
冒頭からかなり厳しい話をしていますが、受験というのはこういう世界です。多様性だなんだとうるさい世の中ですが、受験は生徒を数字で並び替える競技と言っても過言ではないのです。
オール3で鈴蘭台高校合格が厳しい理由【数字で解説】
オール3で鈴蘭台は無理なんて決めつけるな!とお叱りを受けそうです。決めつけるなと。
確かに、可能性がゼロとは言っていないです。ただ、過去のデータから推測すれば、それで受かっている子がほとんどいないから、確率はめちゃくちゃ低いよね?ってことを言っているだけです。
ここで感情的反論(頑張れば子供の可能性は無限大的なもの)はなしでお願いします。あくまで過去のデータ、入試難易度、期待値などを電卓叩いて解説しているだけに過ぎないからです。
では、数字で見たときになぜ厳しいと言えるのか?
まず、鈴蘭台の素点ボーダーは大体300点ぐらいでしょう。(加算点の25点を加えず、内申点と当日点の合計で300点です。)
オール3の時点で内申点は150点ですので、本番だと「300点/500点」を取らなければいけないことになります。この300点という数字は、保護者が思っているより100倍以上は難しいということです。
そもそも、御影(偏差値63)や葺合(偏差値60)に受かる子たちでさえ、兵庫入試だと320点〜350点ぐらいしか得点できません。神戸高校の子でも370点ぐらいが相場です。
入試問題は当日点で差をつける必要があるため、必ず難問が出ます。難問とまではいかなくても、正答率30%以下の問題も複数混ざっています。定期テストのように高得点が取れないテストです。
だから、500点満点のテストのように見えて、実際は420点満点ぐらいなんですよ。上位層の子でね。
でも、中堅校の子達からすれば、そもそも自分の最大値を出したとて、せいぜい300点に乗せられれば上出来です。鈴蘭台高校を受験するような生徒であれば、合格者平均で見ても260点〜280点程度のものでしょう。
あなた(偏差値45)よりも、8ポイント以上偏差値が高い生徒が一生懸命対策してようやく260点〜280点程度をかき集められるかどうかのテストが入試です。
にも関わらず、元々のポテンシャルでも遥かに劣っている状況で、さらに高い得点を取りにいかないと逆転できないような勝負に、どれだけ勝負論があるのでそうか?
この辺りを、改めてしっかり考えるべきではないでしょうか。
オール3の生徒で鈴蘭台合格が厳しい理由深掘り【テストの点数】
なお、ここまで書いても、「まだ逆転の道が…」と思う人もいると思います。確かに、可能性はゼロじゃないですからね。
でも、現実的には本番のテストで300点近くは得点が必要。
問題なのは、「5教科の中でどうやって300点を積み上げるか。そこに戦略はあるのか?その戦略は非現実的なものではないのか?」という視点です。
ここで、勝負論がある子はワンチャンありますよ。でも、オール3になってしまうレベルの学力の子に、本当にそんなワンチャンの道があるのか?って話が問題なのです。
そもそも、オール3程度の学力の子が兵庫入試の過去問を解くと、概ね以下のような感じになるのが現実です。
・国語:30点〜50点
・数学:30点〜45点
・英語:30点〜50点
・理科:25点〜40点
・社会:35点〜50点
いやね、マジでこんな感じなんです。
仮にこれで最高打点を叩いたとしても、5教科合計で235点です。(そもそも最高打点を叩き出せる確率が限りなくゼロに近いですが。)
しかし、塾で対策することで、ここから20点〜40点ぐらいまでなら上がります。これは、頭を良くするのではなく「戦略で上げる」という意味です。時間配分の指示を出したり、問題に慣れさせたりして。
それで本番までマックス追い込んで、260点とかまで上げられれば上出来です。でも、それをしてもオール3では受からないんです。内申点が足りてないんです。
しかもこれ、上手くいくパターンで絶望しているので、現実はもっと悲惨です。
これが受験の現実なんですよ。もうね、最後の最後は努力だけではどうしようもならない才能の壁の問題が必ず出ます。
なお、兵庫県の第一学区であれば、おおよそ以下の記事で分類したパターンに照らし合わせれば、子供の進学先がどうなるのかは読めます。
兵庫県公立高校入試の教科別対策法は以下のとおりです。
鈴蘭台高校にオール3でも合格できる数少ないパターン
ここまでは、オール3で鈴蘭台を狙うことがいかに非現実的かという厳しい話をしてきました。ただ、逆転できるパターンもあるので、いくつか紹介します。
中3の夏休みからの転塾で逆転合格した実例
自塾に中3の夏休みに転塾してきた生徒がいました。この子は、1学期の内申で社会に4が1つあっただけ。
この時点では鈴蘭台の合格は絶望的。
だから、2学期のテストでは社会だけはガチ勉させ、残りは副教科にテスト勉強を全振りさせました。もう他の教科捨てて、副教科を取らす以外勝負論がないのです。
で、この子はなんとか4を3つ確保。兵庫式の内申点だと169点です。この子で、本番270点ちょいで合格することができました。
まあでもこれは、「そもそもオール3ではない」ので参考になるかどうかはわかりませんが….
なお、こんな感じの子でも、入試問題やるとこんな感じでした。
・国語:70点
・数学:35点
・英語:40点
・理科:40点
・社会:55点
ここから、これで合計240点ですが、本番までに30点ほど必死になって上げました。
しかし、この子は「兵庫形式の国語が得意」という強みがありました。通常、ほとんどの生徒は国語も50点程度しか取れないです。そういう意味では、この子だから逆転合格できたとも言えます。
※この子は本番でも国語で80点近くあり、神戸高校受験生と国語だけなら変わらないってことです。
こんな感じで、逆転合格できる子には何か理由があります。1教科得意なものがあって、それで引っ張れるから他がやばくてもワンチャンあるってことです。
ハッキリ言いますが、何も強みがなくて逆転合格…というのはかなり厳しいのです。そして、オール3ってことは何も強みがない可能性の方が高い。だから現実問題逆転が起こせないのです。
内申は低いけどペーパーテストは強い男子はワンチャンある
本当にオール3の内申点で鈴蘭台を合格するとなると、以下のようなタイプが一番イメージが湧きます。
・テストの点数は高いけど内申点だけが低いタイプ
このタイプは、普段330点〜350点近い点数をテストでは取れているのに、内申点だと全教科オール3になるみたいなタイプです。提出物などがカスで、普段の授業態度も良くないみたいなケース。
このタイプだと、副教科など真面目にやるわけもなく、副教科のテストは鬼低いです。だから評定で3しかつかない…
しかし、このタイプは地頭が悪いわけではないので、正直塾でなんとかできる可能性があります。
塾として本音を言えば、「提出物も出して真面目にやっているのに点数が取れずにオール3」みたいな生徒が一番何ともできません。おそらくこのタイプは、理解力や暗記力がかなり弱く、そもそものスペック的に中学の勉強が厳しすぎるのです。
このタイプは、真面目でいい子だとは思うのですが、点数は本当に上がりずらいタイプです。この辺りは、保護者さんも子供の実力を客観的に判断し、認めてあげる必要があると言えます。
このことは、以下の記事でも書いてます。
総括:鈴蘭台高校はオール3で受かるのかまとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
結論:オール3で鈴蘭台高校合格はほぼ不可能
- 鈴蘭台高校は偏差値53〜54の中堅校であり、オール3(偏差値45程度)では合格確率がほぼゼロ。
- 内申点が低すぎるため、当日得点で大きく挽回しない限り合格は難しい。
オール3では合格が厳しい理由(具体例と数字で解説)
- 素点ボーダー:300点(内申点と当日点の合計)。
- **内申点150点(オール3)**だと、本番で300点を取る必要がある。
- 難しさの例:
- 御影高校(偏差値63)の生徒でも兵庫入試で320〜350点が平均。
- 鈴蘭台の合格者平均点は260〜280点程度。
- オール3の生徒が300点を取るのは現実的に困難。
オール3での入試得点の目安と現実
- オール3の生徒が兵庫入試過去問を解くと、以下の得点が見込まれる:
- 国語:30〜50点
- 数学:30〜45点
- 英語:30〜50点
- 理科:25〜40点
- 社会:35〜50点
- 最大得点を叩いても合計235点程度。
- 塾で徹底的に対策しても260点〜270点が限界で、内申点不足が解消されない。
オール3からの逆転合格の数少ないパターン
- 転塾で戦略的に内申点を上げたケース
- 2学期のテストで副教科を重点的に勉強し、4を複数取る。
- 例:内申点169点+本番270点で合格した生徒(国語が得意だった)。
- 内申が低いがペーパーテストが強い生徒
- テストでは330〜350点を取れるが、提出物や授業態度の悪さでオール3になる生徒。
- 地頭の良さを活かして本番得点で大逆転を狙う。
真面目だが点数が取れないタイプは厳しい
- 提出物や授業態度が良くても、学力が追いつかない生徒は成績を大きく上げるのが難しい。
- この場合、現実的な志望校選びが必要。
結論
- オール3で鈴蘭台高校を目指すのは非現実的だが、特定の強みがあれば可能性はゼロではない。
- 現実を直視し、適切な志望校選びと戦略的な勉強が重要。
※学習塾に通っていない場合は、塾用教材を使って勉強するのが効率的です。市販教材に比べて圧倒的に質が高くコスパもいいです。学習塾の先生の要望に応えた教材で、痒い所に手が届く良書ばかりです。本屋では買えないですが、Amazonなら購入可能なので、以下におすすめ教材をまとめておきます。
※市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。
※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。
・【高校受験】親ができること厳選3個紹介!後悔しない子供への接し方
・【高校受験】勉強するのが遅すぎた!手遅れになる子の特徴を解説
・中3からでも間に合う内申の上げ方や裏技が大嘘である理由と現実
・【高校受験】内申足りないから諦めるべきケース!逆転が厳しい場合
・内申点の平均はオール3ではなく〇〇!平均では全く安心出来ない理由
・中3の実力テストがやばい理由まとめ!点数が取れない子の特徴
・【高校受験】偏差値70トップ校に塾なしで受かる子の特徴&方法
・高校受験に向け小学生のうちにしておくこと一覧!塾長目線で解説
・【高校受験】最後に伸びる子の特徴!直前の追い上げで逆転する方法
・私立高校と公立高校の頭の良さ比較!同一偏差値ならどっちが頭いい?
・中3一学期の内申は厳しい?中3の1学期の成績が下がる理由&対処法
