六甲アイランド高校の合格ラインがどのくらいか気になりませんか?

六アイは第一学区の中では人気高で、倍率も非常に高くかなりの激戦が毎年繰り広げられています。そんな六アイに合格するには、内申点・当日点・素点などどのくらいの水準をクリアしなければいけないのでしょうか?

本記事では、六甲アイランド高校の合格ラインについて解説していきます。

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六甲アイランド高校の合格ライン:素点・内申点・当日点の目安

まず最初に、六甲アイランド高校の合格ラインについて解説していきます。素点・内申点・当日点など皆さんが気になっているであろう情報をまとめています。

なお、本記事では六アイの「一般選抜」における合格ラインを記載しております。推薦入試の話ではありませんのでご注意ください。

六甲アイランド高校合格に必要な素点目安:300点

まず最初に、六甲アイランド高校合格に必要な「素点」の目安についてお伝えします。

六アイ合格に必要と言われている素点目安は、およそ以下の通りです。

・素点:300点

なお、素点とは第一学区の加算点(25点)を加える前の数字です。つまり、内申点(250点満点)と当日点(250点満点)を合算した点数で計算される数字です。

本当はもう少し下でも受かる気はするのですが、ターゲットとしては素点300点をここでは書かせていただきます。

※学校の先生で、「オール3の生徒で当日300点で受かる」とおっしゃていた方がいましたので、この水準は概ね間違っていないでしょう。自分の感覚的にも素点300点ぐらいかな?と思います。

ただし、最近では中堅校に受験生が密集(上位校受験生が減って、その分真ん中にくだってきているので、ボーダーが上がっていく感じがします。)

六甲アイランド高校合格に必要な内申点目安

六甲アイランド高校合格の素点目安が300点程度です。

では、この素点に到達するために必要とされている内申点の目安はどのくらいでしょうか?兵庫式で計算した場合、おおよそ以下の通りです。

・内申点:170点〜180点

最近はますます内申のインフレが進んでいるように感じますが、六アイ受験あら最低でも内申点170点ぐらいは欲しいです。それを下回ると、本番で少しでもミスったら終わる…みたいなプレッシャー受験になるケースが多いです。

なお、内申点170点の内訳イメージはこんな感じです。

・主教科で4が2つ
・副教科で4が2つ


これで内申点173点になります。人によっては、主教科に4が1個で副教科に4が2個って子もいますが、それだと169点で本当にギリギリです。

逆に、副教科に4が付かないタイプの生徒で六アイ受験をするとなると、主教科全部4にするしかなくなるという事です。副教科で内申が稼げない子の六アイ受験は本当にしんどいです。

後述しますが、オール3の内申点で六アイを狙うというのは無謀にも程があります。全く現実的ではなく、明らかに高望みした志望校設定であるというのは理解してください。

六甲アイランド高校合格に必要な当日点目安:300点

六アイ合格に必要な内申点170点があったとします。

この場合、当日点は何点ほど必要になるのか?素点300点で計算すると、概ね以下の通りです。

・当日点目安:260点(500点満点中)

内申が170点であればこのくらいが一旦の目標点になります。しかし実際にスレスレは怖いので、六アイ受験生には280点取れるように指導しています。

なお、六アイ受験生で本番得点300点を取らせるとなると、これはかなり骨が折れます。六アイ志望で300点超えは本当に数少ない一部の子しか取れません。

葺合から下げてきた子か、英数が超得意で何か高得点を取れる子などしかまず届きません。(※ゆえにオール3の生徒で六アイに受かるというのは絶望的と言われてしまうのです。)

なお、兵庫県の第一学区であれば、おおよそ以下の記事で分類したパターンに照らし合わせれば、子供の進学先がどうなるのかは読めます。

兵庫県公立高校入試教科別対策法の全ては以下のとおりです。

六甲アイランド高校の合格ラインがわかった後に:合格戦略

ここまでは、六甲アイランド高校の合格ラインをお伝えしました。

ここからは、合格ラインを踏まえた上で、どのように合格までの戦略を考えていくべきかを解説していきます。

六甲アイランド高校に順当合格するパターン

まず最初は、「順当合格」していくタイプの生徒のモデルケースを紹介します。

順当合格してくれる生徒は、内申点をしっかり確保してくれています。イメージ的には、内申点175点〜180点ぐらいの子はかなり手堅く受かっていく感じです。

内申点が175点と仮定した場合、素点300点が合格ラインであれば、本番で獲得したい目標得点は以下の通りです。

・当日点:250点(500点満点中)

このくらいの目標点であれば、塾としては一般論的として各教科で以下のような点数を目標設定させます。

・国語:40点〜60点
・数学:40点〜55点
・英語:45点〜65点
・理科:45点〜55点
・社会:55点〜70点

六アイ志望の生徒の学力と兵庫入試の各教科の難易度を考えればこんな感じが妥当では?と個人的には考えます。

この中で本人の得意不得意を見てあげて、各教科の目標値をもう少しピンポイントで絞らせ、普段の過去問演習のアドバイスをしていくことになります。

なお、兵庫県の公立高校入試の平均点は260点台後半が多いです。なので、内申点で稼げた子は、平均より少し下の点数でも合格することができます。

しかし、それには対策が必要になる子がほとんどなので、塾の力を借りましょう。なお、このぐらいの内申点がある子で受験失敗されてしまうと、塾としては相当責任を感じます。

逆転合格が狙える現実的な水準

次に、六アイ逆転合格のシュミレーション。

正直勝率としては決して高くないのですが、まだ最後まで諦めずに戦ってもいいかな?と思える水準です。

自分の中でギリギリ逆転合格が狙えるかな?と思うのが、以下の内申点です。

・内申点:160点

この内申点であれば、素点300点と考えた時に本番で求められる当日点の目標点は以下の通り。

・当時点:280点(500点満点中)

この得点であればなんとか逆転合格に持っていけます。

なお、各教科の目標点数は以下のレンジで設定します。(※あくまで一般論で、本人の得意不得意は無視しています。)

・国語:50点
・数学:50点
・英語:60点
・理科:50点
・社会:70点

兵庫県の入試は、英語と社会は比較的高得点が取りやすいです。一方、国語や数学は本当に上振れ下振れがひどいです。だから、目標得点も高く設定できません。

よって、「英語と社会で稼いで、他は絶対にミスらない」という戦術が一般的な戦い方になるでしょう。

逆に言えば、英語と社会が苦手な子はもうかなり厳しい。理数系科目は兵庫の場合難しく、よほど得意でない限り高得点は狙えない。そして、よほど得意なら内申点がもっとあるはずです。

厳しいですが、英語や社会で点数が積めないのであれば、ここでのシュミレーションは無意味になります。

なお、何か1つでも得意教科があって、自分なりに勝利の方程式が別にある子はそれに従ってもいいです。例えば英語は80点狙えるみたいな子は、その分多教科の目標点を下げることも出来ますからね。

なお、この戦術はある程度5教科のペーパーテストが出来る子をイメージしています。内申点の稼ぎ方として、副教科頼みで稼いだタイプは基本的に厳しいです。

総括:六甲アイランド高校の合格ラインまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

素点目安

  • 合格に必要な素点は約300点。
  • 素点は内申点(250点満点)と当日点(250点満点)を合算したもの。

内申点目安

  • 必要な内申点は170点〜180点程度。
  • 主教科で「4」が2つ、副教科で「4」が2つのイメージ。
  • 内申点が低い場合は当日点で大幅にカバーが必要。

当日点目安

  • 当日点目標は260点〜280点(500点満点中)。
  • 内申点が170点であれば、当日点260点が目安。

合格ラインを超える戦略

  • 順当合格:内申点175〜180点+当日点250点を目指す。
    • 各教科の目標点:
      • 国語:40〜60点
      • 数学:40〜55点
      • 英語:45〜65点
      • 理科:45〜55点
      • 社会:55〜70点
  • 逆転合格:内申点160点+当日点280点を目指す。
    • 各教科の目標点:
      • 国語:50点
      • 数学:50点
      • 英語:60点
      • 理科:50点
      • 社会:70点

注意点

  • 英語と社会は比較的高得点が狙えるが、国語と数学は点数のブレが大きい。
  • 内申点が低い場合、当日点で挽回する戦略が必須。
  • 副教科で内申を稼いでいる場合は、当日点での高得点が難しくなるため不利。

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市販教材でおすすめ教材を知りたい人には、以下におすすめ参考書・問題集をまとめた記事を掲載しておきます。

※高校受験おすすめコラムは以下の通りです。

・【高校受験】親ができること厳選3個紹介!後悔しない子供への接し方

・【高校受験】勉強するのが遅すぎた!手遅れになる子の特徴を解説

・中3からでも間に合う内申の上げ方や裏技が大嘘である理由と現実

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